🐾 突然の異変…ぐしゃっと崩れたちろんちゃん😨【16歳トイプードルの老犬介護記録】

ちろんちゃんは、現在16歳のトイプードル。

一昨年の秋、15歳の誕生日を迎えてから2週間後のある朝、突然異変が起きました。

いつものようにトイレに向かおうとしたその時、突然「ぐしゃっ」とその場にしゃがみ込んで立てなくなってしまったのです。

慌てて病院へ駆け込み、レントゲンの結果は「ヘルニアの可能性」とのこと。痛み止めをもらって帰宅しましたが、翌日には左前足まで動かなくなってしまいました。

老犬が突然倒れる——それは飼い主にとって、まさに青天の霹靂でした。


😔 15歳の老犬に全身麻酔をする?しない?揺れる気持ち

再度の受診で、先生の表情が曇りました。

「頭、あるいは首に原因があるかもしれません。確定診断にはMRI検査が必要です。ただし、全身麻酔が必要です。」

そしてこう続きました。

「5日間だけ考える時間をあげます。できるだけ早く決断してください。」

15歳の高齢犬に全身麻酔を2度——検査だけでなく、その先に手術となればもう一度麻酔が必要かもしれない。もしこの子の体が耐えられなかったら……。

看護師として医療の現場を知っているからこそ、麻酔リスクの怖さは人一倍わかっていました。高齢犬の全身麻酔は、若い犬に比べてリスクが格段に上がります。

毎日、仕事中も頭から離れませんでした。大学生の息子や、犬を飼っている友人たちとも何度も話し合いました。

悩みに悩んだ末、私たちは「検査をしない」と決めました。


😢 食欲廃絶…老犬が食べなくなったときの対応【看護師的アプローチ】

ところが、ちろんは精神的なショックを受けたのか、その日からまったくご飯を食べなくなりました。

5.8キロあった少しぽっちゃり体型は、わずか数日で5.0キロまで落ち込みました。「このままでは命の危険がある」

看護師として「食べられない患者さん」のケアをしてきた経験が、ここで活きました。私は病院で高カロリーのペーストと犬用ミルクを購入し、注射器で口に運ぶ毎日が始まりました。朝晩、少しずつ、少しずつ。

ちろんは、それでも「歩きたい」という気持ちをあきらめませんでした。

動かない左足に代わって、右足で円を描くようにぐるぐる回り続けます。息が切れても、それでも歩くのをやめません。その姿は、見ていて涙が出そうになるほど健気で……私の心を強く打ちました。


✨ 老犬の脳梗塞から回復——「歩きたい」その思いが呼んだ奇跡

そして——奇跡が起きたのです。

私の誕生日の朝。ちろんは、自分の足で、よちよちと立ち上がり、歩き出しました。

車椅子の準備までしていた私たちにとって、それは夢のような瞬間でした。

「おそらく”側副血行路(そくふくけっこうろ)”ができたのでしょう。顔に麻痺がないので、おそらく首の小さな脳梗塞だったのだと思います。」

側副血行路とは、詰まった血管の代わりに新しい血液の通り道ができる現象です。人間でも起こりますが、犬でも同じように回復することがあるのです。

絶望の中に差し込んだ、一本の光。生きる力、歩きたい気持ち、それを信じて支えてきた日々が、報われた瞬間でした。


🐶 16歳になったちろんちゃんが教えてくれたこと

あれから約1年半が経った今、ちろんは16歳になりました。

小さな体で、大きな壁を乗り越え、今も私たちのそばにいます。

生きてくれてありがとう。歩いてくれてありがとう。そして、私の誕生日に奇跡をくれて、本当にありがとう。

高齢のペットと暮らす方、老犬介護で同じような悩みを抱えている方に、少しでもこの話が届けばうれしいです。


アラ還看護師・ろんろんが実際に経験した老犬介護の記録です。16歳トイプードル・ちろんちゃんとの日々をこれからも綴っていきます。

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