最近、ちろんの食欲がない。
16歳ともなると、食が細くなるのは仕方のないことかもしれない。でも、食べてくれないと心配だし、何より元気でいてほしい。毎日、どうすれば食べてくれるか、試行錯誤の日々が続いていた。同じように老犬の食欲不振で悩んでいる飼い主さんは、きっと多いと思う。今日は、わが家のリアルな記録を残しておきたい。
これまでの試行錯誤
食欲がなくなってから、いろんなトッピングを試してきた。
トマトこま切りトッピング作戦:約1週間は成功。でもだんだん飽きてしまったのか、食べなくなってしまった。最初の食いつきがよかっただけに、残念だった。
鰹節作戦:成功したり、失敗したり。気分によって食べたり食べなかったりで、なかなか安定しなかった。塩分も気になるから、あまり入れられないのが難点だ。犬には人間用より、できれば無塩・減塩タイプを選びたい。
胸肉の低温調理・サイコロ冷凍作戦:これは永遠にトップクラス(笑)。低温調理した鶏の胸肉をサイコロ状に切って冷凍保存しておき、少しトッピングすると、ほぼ確実に食べてくれる。低脂肪で高タンパクだから老犬にもありがたい。でも最近の胸肉は異常な値上がりで、コストも気になるところだ。
ちろんが5年ほど食べ続けている『この子のごはん』は、決して安くないフード。失敗続きで残されると、正直もったいないな……という気持ちもある。フード代もトッピング代もかさむと、地味に家計に響く。そんな中で見つけたのが、今回の「すりごま作戦」だ。
一昨日から成功している「すりごま作戦」
やり方はとてもシンプル。少し水を加えてレンジで10秒温め、その上にすりごまをほどよくかけて混ぜるだけ。
すると……パクパク食べるではありませんか!
香ばしいごまの香りが食欲を刺激するのか、いつものごはんが別物のように見えるのか。理由はわからないけど、とにかく効果てきめんだった。温めることで香りが立つのも、食いつきがよくなる理由かもしれない。コスパもよくて、手間もかからない。これは老犬介護をする身としては、本当にありがたい。
そしてなんと、永遠のトップクラスだと思っていた胸肉の低温調理でも、時々「プイッ」とそっぽを向くことがあるのに、すりごまはまだ一度も「プイッ」がない(笑)。食いつきのよさでは、今のところすりごまがトップに躍り出た感じだ。まだ始めたばかりなので断言はできないけど、しばらく続けて様子を見るつもりだ。
やり方まとめ
- いつものドッグフードに少量の水を加える
- レンジで10秒温める
- すりごまを適量かけて混ぜる
たったこれだけ。特別な食材も道具も必要ない。すりごまはスーパーで手軽に買えるし、常備しておけばいつでも使える。栄養面でも、ごまにはミネラルや良質な脂質が含まれているので、少量のトッピングなら老犬の食事のちょっとした彩りにもなる。
ひとつだけ注意点
ごまアレルギーがある子もいるので、最初は少量から試してみてください。様子を見ながら、少しずつ量を増やしていくのが安心です。初めての食材を与えたあとは、体を痒がっていないか、お腹を壊していないか、しばらく観察してあげると安心だ。持病がある子や療法食を食べている子は、念のためかかりつけの獣医さんに相談してから取り入れると、より安心して試せると思う。
小さな「やった!」が、続ける力になる
ちろんがパクパク食べてくれた瞬間、思わず「やった!」と声が出た。
たかがごはん、されどごはん。食べてくれるだけで、一日が明るくなる。老犬介護をしていると、こういう小さな発見と喜びが積み重なって、続けていく力になるんだと思う。
何が合うかは、その子によって全然違う。でも諦めずに試し続けることが大切だと、ちろんに教えてもらっている気がする。
老犬の食欲不振は、飼い主にとって本当に心配なもの。「何か食べてくれるものはないか」と毎日頭を悩ませているかたも多いと思います。うちのちろんの試行錯誤が、少しでも参考になれば嬉しいです。すりごま作戦、ぜひ一度試してみてください!


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