お墓参りで気づいた、父の変化〜認知症は少しずつ進んでいく

👴 父の認知症

先日、家族でお墓参りに行ってきました。

お花をたくさん買って、私は花筒をきれいに洗いに流し台へ。その間、父と母に草抜きをお願いしていました。

戻ってきたら、びっくりする光景が。


草をぼいぼい投げる父

母が一生懸命買ってきたお花をお墓にセットしている横で、父が草むしりで抜いた草をその辺にぼいぼいと投げ捨てているんです。

以前の父だったら、新聞紙の上にまとめてきちんと集めていたはず。でも今日の父は、まるで自分の庭の草むしりをしているような感覚で、周りのことはお構いなし。

「ちょっと、それダメやん!ちゃんと片付けなあかんやん!」と声をかけても、「大丈夫大丈夫」とそのまま続けるんです。


雷が近づいてるのに

空を見ると雨雲が近づいてきて、遠くで雷の音も。

「早く終わらせよう!」と声をかけても、父はマイペースに草むしりを続けていました。

いつもの父だったら、雷の音を聞いたら真っ先に「早く帰ろう」と言うタイプだったのに。

ああ、やっぱりいつもの父じゃないな、と胸がちくっとしました。


Wi-Fiと携帯の話

最近は少しずつ工夫を重ねています。

父がWi-Fiの電源を勝手に抜いてしまう問題は、張り紙作戦で今のところ落ち着いています。

母のスマホも、いらないアプリを消して通知をオフにしたら「ちょっとましになった」と喜んでいました。小さな工夫でも、効果があると嬉しいですよね。


認知症は少しずつ進んでいく

今回のお墓参りで、父の変化を改めて実感しました。

劇的に変わるわけじゃないけれど、少しずつ、確実に変わっていく。それがまた切ないんですよね。

でも怒っても仕方ない。父は悪気があるわけじゃないから。


雷が近づいてきて、正直焦っていた私。

「早く!」「もういいから!」と父にきつく言ってしまいました。

母は何も言わずてきぱきと動いていました。花の束をまとめて、ごみを片付けて、ろうそくとお線香もきちんとセット。

私はいつも母につい口うるさくしてしまうことがあるのだけど、この日ばかりは**「さすがやな」**と素直に思いました。

そしてお線香とろうそくに火をともし、みんなで手を合わせる時、私は心の中でそっとつぶやきました。

「おじいちゃん、おばあちゃん、さっき偉そうに言ってしまってごめんなさい。いつまでも見守っていてね。また来るね」

父のことをずっと傍で支えてきた母。その強さを、お墓の前で改めて感じた一日でした。

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