認知症の父との日々——アラ還看護師の在宅介護記録【シリーズ全10記事まとめ】

👴 父の認知症

「あんなにしっかりしていた父が、なんで……」

最初にそう思った日を、たぶん私は一生忘れません。

このブログでは、看護師としてではなく、ひとりの娘として、認知症の父との日々を綴ってきました。読み返してみると、笑った日も、泣いた日も、自分を責めた夜もあって——どれも消したくない記録です。

「認知症の親と過ごすって、こんな感じなんだ」
「迷ってるのは、私だけじゃなかったんだ」

そんなふうに、読んでくださった誰かが、ひとりじゃないと感じてもらえたら嬉しいです。

ここでは、これまでに書いてきた 父の認知症シリーズ全10記事 を、テーマごとにまとめました。気になるところから、どうぞ📖

🌱 認知症と向き合うはじめの一歩——心の揺れと受け入れ

「うちの親に限って」と思っていた頃から、少しずつ受け入れていくまでの、心の動きを書いた記事です。

あの父が、と思う日――認知症の親を持つ家族へ、看護師の娘が伝えたいこと

「認知症かもしれない」と気づいた日の戸惑いと、看護師として知っていたはずなのに揺れた気持ち。

あの父が、と思う日――認知症の親を持つ家族へ、看護師の娘が伝えたいこと
車を走らせながら、助手席と後部座席の会話を聞いていた。 「で、どこに行くんやった?」 花屋さんへ向かう途中、父が聞いた。お墓参りの前に花を買いに行く、そう話したのは2〜3分前のことだ。 「またおんなじこと聴いてはるわ。花屋さんやろ。」 母が…

認知症は治らない——散髪屋に行けなくなった父と向き合う

「治る」という希望と、「治らない」という現実のあいだで揺れた日々。受け入れるとはどういうことか。

「治らない」と知る看護師の私と、認めたくない母。認知症の家族の距離
毎朝、出勤の車の中で母に電話をかける。安否確認を兼ねて、帰宅時にもかける。短い電話だけれど、これが私と両親をつなぐ大事な習慣になっている。電話に出た母は、たいていこう言う。「大変やわ。昨日ね、お父さんと散髪屋に行こうとしたんやけど、場所が思…

🏠 在宅介護のリアル——日常の工夫と困りごと

実際に介護しながら直面した問題と、試行錯誤の日々。これから介護がはじまる方へ、少しでも具体的なヒントになれば。

認知症の父との日常——困ったこと4つと、そのたびに考えた対策

同じことを繰り返す、忘れる、こだわる、夜が長い——。この4つに、家族としてどう向き合ったか。

認知症の父との日常——困ったこと4つと、そのたびに考えた対策
「お父さん、認知症やから仕方ない」——そう頭でわかっていても、実際に自分の親が目の前でそうなると、胸にくるものがある。私は看護師として30年以上、認知症の患者さんと向き合ってきた。でも、父が認知症になってから気づいた。知識があることと、受け…

父がガスコンロをホースで水浸しにした日——認知症の「きれい好き」が暴走したとき

「きれい好き」が認知症で暴走するとどうなるか。我が家のリアルなエピソードと、家族が学んだこと。

認知症の父が床も壁もびちゃびちゃに。主導権を握ってきた人の介護
半年ほど前のことを思い出したので、書いてみる。父は昔からきれい好きだった。そして家族の中でずっと主導権を握ってきた、そういうタイプの人だ。何でも自分で決めて、自分のやり方を通してきた。家のこと、お金のこと、家族の予定まで、すべて父を中心に回…

介護のケアマネージャーは変えていい——実際に変えてわかったこと

「変えていいの?」と迷っているあなたへ。実際に変えてわかった、判断のタイミングと伝え方。

介護のケアマネージャーは変えていい——実際に変えてわかったこと
両親のケアマネージャーさんは、今の人で二人目だ。最初の担当者には、4年近くお世話になった。月に一回の訪問があったが、家に上がって「ここにハンコを押してください」と言って帰るだけ。いつ来るかも決まっていなくて、母がたまたま不在のときは「お父さ…

父と母、二人でデイサービスに行くようになった話

父ひとりから、母も一緒に。二人でデイサービスに通うようになるまでの、小さな変化の記録。

デイサービスを嫌がっていた父が「明日やな」と言うまで。両親と通所の話
最初は、父ひとりで半日のデイサービスに通っていた。「タバコが吸いたいから半日じゃないと嫌だ」と言い張って。でも帰ってくると、いつもぐったりしている。どうやら真面目すぎて、ずっと運動し続けてしまうらしい。休む、という発想がない人なのだ。そのう…

🏥 病院・受診——医療との付き合い方

認知症の親の受診には、独特の難しさがあります。実際の通院エピソードから、気づいたことをまとめました。

認知症の父の病院同行——8週間に1度の受診で言われた言葉

8週間ごとの受診。待合室での父の様子、医師に言われた言葉、帰り道に感じたこと。

お父さん、私やん」認知症の父の付き添い受診、8週間に1度の1日
真面目な人だ。昔から、そういう人だった。8時30分に両親宅に着くと、父はもう玄関の前で待っていた。コートを着て、帽子をかぶって、小さなバッグを手に持って。私の車が来るのを、外で待っていたのだ。約束の時間より、ずっと早くから。きっと、何度も時…

😊 介護の中にある笑いと涙——忘れたくない瞬間

介護は重い。でもその中に、確かにある「笑える瞬間」や「ほっとする時間」も記録しておきたくて。

認知症の父が誕生日会でレモンをガブっと——思わず笑えた日のこと

介護の重さの中にも、確かにある「笑える瞬間」。父がレモンをガブッと食べた、忘れられない日のこと。

認知症の父が誕生日会でレモンをガブっと——思わず笑えた日のこと
今日は息子の誕生日だった。実は以前にも、息子がバイト代を貯めて家族を焼肉に招待してくれたことがあった。7時から予約してくれていたのだけど、その日は兄を誘いそびれてしまったり、母が「7時からじゃお父さんにはちょっとしんどいわ、やめとこか。2人…

認知症の父に怒鳴ってしまった——後悔と、それでも続ける在宅介護

怒鳴ってしまった夜のこと。後悔と自己嫌悪と、それでも介護を続ける理由。

認知症の父に怒鳴ってしまった——後悔と、それでも続ける在宅介護
実家の屋外防犯カメラのソーラーパネルが、うまく充電できていない。カーポートの下では日光が当たりにくいのかもしれない。結束バンドを買って、脚立に登って、もっと光が入る場所に付け替える作業をしていた。休みの日を使って、さあやるぞと気合いを入れて…

🐾 看護師×介護×老犬——ひとりで何役もやる夜の話

私の介護生活には、認知症の父だけでなく、16歳の老犬ちろんもいます。両方が同時に大変になる夜——そんな日のリアルな記録です。

父の足が腫れた夜、ちろんはうんこまみれだった

仕事帰りに父の浮腫が再悪化、同じ夜に老犬ちろんはうんこまみれ。看護師ママのある夜の記録。

父の足がぱんぱんに。浮腫と体重増加、看護師の私が動いた夜
仕事帰りに父の足の浮腫が再び悪化。ごはんも食べずにクリニックへ駆け込んだ夜、ペットカメラにはちろんが映っていた。帰宅すると——。

💌 これから読んでくださる方へ

認知症の介護は、答えがないことばかりです。でも、同じように悩んでいる人がいる——それだけで、少し楽になることがある。

このブログが、そんな「ひとりじゃない」と感じる場所になれたら、それだけで充分です。

👇 父の認知症カテゴリーはこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました